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「白谷雲水峡〜太鼓岩」

白谷雲水峡〜太鼓岩

- Shiratani Unsuikyo ~ Taiko Iwa, Yakushima

美しいコケと清冽な川と多くの屋久杉が織りなす屋久島らしい森が ここ、白谷雲水峡だ。
登り始めるとすぐに花崗岩の裂け目を飛ぶように流れる「飛竜おとし」が現れる。
原生林コースに入ると、幹が空洞になっている二代大杉、根元が三本に分かれた三本足杉や、幹に江戸時代の試し切りの跡が残る奉行杉など、屋久杉の名巨樹のオンステージとなる。 白谷山荘を過ぎると、いよいよ「もののけ姫の森」と呼ばれた場所に着く。倒木の上、岩の上はもちろん、枝先からも垂れ下がるように生えるコケ。その圧倒的な緑の世界は息を飲む美しさ。
今回、縄文杉ルートでも、ここ白谷雲水峡でも、何度か雨に降られた。でも屋久島登山は、雨に濡れてこそその魅力がグンと増す。雨に濡れたコケの緑は濃く深くなり、葉先のしずくは森を飾る無数の宝石となる。日本の太古の森の姿に思いを馳せ、森を育む恵みの雨に感謝することができる感動的な森だ。

屋久島はコケの宝庫。日本で見られる約1600種類のコケのうち、約650種類が屋久島で見られる。固有種は16種類、絶滅危惧種に指定されているコケもある。コケのベッドは、杉の赤ちゃんを育むベッドにもなる。倒れた杉を覆うコケの上で、杉の赤ちゃんが、ゆっくりと育っていた。

私、コケって今までじっくり見たことがなかったけど、白谷雲水峡に来たら誰もがコケを好きになると思う。「もののけ姫の森」のコケの美しさは、やばすぎ。山を降りてからも、東京でも地方に撮影に行っても、コケが気になって仕方がなくなったよ。
それにしても今回の初めての山登りで、いろんなことを考えた。山はいろんな自分との感情に向き合えるね。あ、私ってこういう時にこんなこと考えるんだとか、普段は気づかないことに気づくことができる。小さいことに感動できる自分がうれしかったり。そして、山を共に登ったメンバーは、どこに遊びに行くよりも、相手のことをよく知ることができる。また山に登りたいと思うのは、頂上に着いた時の達成感よりも、登る過程が楽しいからなんじゃないかなって思った。
太鼓岩からの眺めは霧に包まれていたけど、きっと行く度に違う景色が見えるんだろうね。屋久島は石の固まりからできているんだって。それがメロンパンみたいに割れて、コケが生え、木が生え、今の姿になっている。太鼓岩も割れていて、叩いたらポンポンと中に空洞のあるような音がするのには笑った。また叩きに来ちゃうよ〜。今度はいつ来れるかなぁ。

白谷川 もののけ姫の森 七本杉 太鼓岩

白谷川

白谷雲水峡ルートには、白谷川の中の石の上を横切って対岸に渡るポイントがいくつかある。 今日はこれくらいの水量だけど、大雨が降って増水して時は渡れなくなることもあるとか。 トレッキングシューズを脱いで冷たい水に足をつけてしばし休憩。あ〜キモチいい。


もののけ姫の森

宮崎駿監督の映画「もののけ姫」で描かれた、シシ神の棲むコケの森がそのままの姿で現れるので、そう呼ばれるようになったコケの森がココ。 照葉樹と屋久杉の巨木、大きな岩、それらを飲み込むように覆いつくす緑のコケ。 原始の日本の森の姿に思いを馳せ、時間を忘れて見入ってしまう。 居心地の良さそうな木の洞や、鳥になってとまっていたい枝先……。もしも自分が鹿や鳥だったならどこに住むかなーー、しばし妄想の世界へ……。


二代杉

もものけ姫の森から20分ほど登ったところにある屋久杉。この杉に正式な名前はついていないのだけれど、ご覧の通りの見事な倒木更新(枯れた杉の木の上に芽吹いた杉が育つ)の大きな二代杉。腐りにくい屋久杉の上に、二代目の杉が大きく育っている。たくましいね。この杉、下から眺めても立派だけど、振り返って上から見るともっと立派に見えるので是非チェックしてみて!


太鼓岩

白谷雲水峡のゴーーール。丸い花崗岩の上によじのぼる。大きな岩の上から見る景色は絶景!のはずだけど、今日はご覧の通りの霧景色。でも霧が流れるたびにちらりちらりと遠くの山々が見えた。キャンプ用の折畳みイスを広げて、しばしコーヒータイム♡ しかしこのチラリズムが堪らない。次に太鼓岩に登った時は、絶対に絶景を見てやる!


白谷雲水峡

鹿児島県熊毛郡屋久島町宮ノ浦

白谷広場にある管理棟で入林協力金300円を支払う。 途中で登山道が二手に分かれる。名木を見て回れる原生林コースが右手。太鼓岩が目的なら、左手の楠川歩道を登るほうが楽で早い。
屋久島観光協会


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